非正規雇用、月収20万円台。
この条件だけを見ると、多くの人はこう言う。
「将来が不安じゃないのか」
だが私は、不安をほとんど感じていない。
これは強がりではないが、かと言って、楽観視しているわけでもない。
不安を感情として扱うのではなく、「構造として分解した結果」である。
不安は「収入の額」ではなく「破綻確率」で決まる
多くの人は、収入が高ければ安心できると思っている。
しかし、実際に不安を生むのは、
「このままでは生活が破綻するかもしれない」
という予測である。
ここで重要なのは“額”ではなく、生活コストとの関係だ。
- 月収20万円でも、
生活費が15万円なら破綻確率は低い - 月収40万円でも、
生活費が38万円なら破綻確率は高い
不安は年収ではなく、余白の有無で決まる。
だから私はまず、最低生活費を確定させた。
それにより、破綻ラインが見えるようになった。
見えるものは、制御可能だ。
実際にどのように最低生活費を算出し、固定費を下げているかは別記事で具体的にまとめている▼

不安は「比較」によって増幅する
不安のもう一つの源は、比較である。
- 同年代の正社員
- 昇進した友人
- SNSの成功者
比較は無限に可能だ。
しかし、比較対象は生活を直接支えてくれない。
比較は、現実の破綻確率を変えることはなく、体感不安だけは増幅させる。
そこで私は、比較モデルから降りることにした。
他人の年収ではなく、自分の収支を見る。
それだけで、不安の総量は大きく下がっていく。
そもそも私が比較・競争モデルから降りると決めた理由は、以前の記事で詳しく書いている▼

不安は「不透明さ」から生まれる
将来が見えないとき、人は不安になる。
- いくらあれば足りるのか分からない
- どこまで下がると危険か分からない
- 何が起きると破綻するか分からない
この“分からなさ”こそが不安の正体なのだ。
だから私は、数字で見える化することにした。
- 月収:約20万円
(+母の年金月25,000円) - 最低生活費:約13万円
- 毎月の余剰:約5~9万円
すると、不安は「漠然とした怪物から、具体的な数値」に変わる。
数値になった瞬間、「対処可能な問題レベルにまで落ちてきてくれる」のだ。
高収入よりも「予測可能性」
高収入は安心を保証するわけではない。
むしろ、
- 支出が膨張する
- 生活水準が固定化する
- 競争から降りにくくなる
という副作用もある。
私が重視しているのは、収入の高さではない。
予測可能性だ。
- 生活費が読める
- 破綻ラインが分かる
- 無理をしなくても回る
この状態は、年収の高さより精神を安定させる効果がある。
例えば私は、一般的には安心とされる保険を持たない選択をしている。
それも予測可能性を優先した結果だ▼

結論:不安は感情ではなく構造である
非正規であることも、収入が高くないことも事実である。
だが、
- 破綻確率が低い
- 比較から降りている
- 数字で把握している
この3つが揃うと、収入の低い弱者男性でも不安は暴走しない。
不安は性格ではない。
意志の強さでもない。
単なる構造だ。
構造を変えれば、感情も変わる。
私は収入を最大化していない。
その代わりに、「不安の発生源を最小化させることにした」だけである。
たったそれだけのシンプルな話なのだ。