『ヨッシーとフカシギの図鑑』を実際にプレイしましたが、
本作はかなり人を選ぶタイプのゲームだと感じました。
発売前は、
- ヨッシーらしい優しい世界観
- のんびり探索するゲーム
- 子ども向けのライトなアクション
という印象が強かったです。
しかし実際に遊んでみると、本作は単なる探索ゲームではなく、
- 「観察」
- 「推測」
- 「試行錯誤」
を繰り返しながら、
生き物の特徴や法則を解き明かしていく“観察型パズルゲーム”に近い作品でした。
そのため、
- 生き物調査の面白さ
- 想像や推測が当たった時の気持ちよさ
- 図鑑を埋めていく達成感
など、独特な魅力がある一方で、
- ゲームテンポのゆったりさ
- 達成感の薄さ
- 同じステージを繰り返す既視感
など、人によっては
「つまらない」と感じそうな部分も確かに存在しています。
特に、本作を一般的な
横スクロールアクションゲームだと思って遊ぶと、かなり印象が違う可能性が高いです。
この記事では、『ヨッシーとフカシギの図鑑』を実際にプレイした感想をもとに、
- なぜ“つまらない”と言われそうなのか
- どんな人には合わないのか
- 逆にどんな人には刺さるのか
について、ゲーム内容を整理しながら詳しくレビューしていきます。
本作は“普通の探索ゲーム”ではない
探索よりも「観察」と「推測」が中心
『ヨッシーとフカシギの図鑑』を実際にプレイしてまず感じたのは、
本作は一般的な探索ゲームとはかなり方向性が違うということです。
発売前は、
- ステージを進む
- 生き物を見つける
- 横スクロールで探索する
といった、“ヨッシーらしいアクション探索ゲーム”をイメージしていました。
しかし実際に遊んでみると、
本作の中心にあるのは「観察」と「推測」だったのです。
例えば、本作では生き物に対して、
- 水辺へ連れていく
- 他の生き物に乗せる
- 違う食べ物を与える
- 特定の場所へ運ぶ
など、さまざまな行動を試すことになります。
そして、その結果として新しい特徴が発見され、図鑑へ記録されていく。
つまり本作は、
「ステージを攻略するゲーム」
というよりも、
「生き物の法則を解明していくゲーム」
に近いです。
特に印象的だったのは、“観察すること自体が攻略”になっていること。
ステージ構造やオブジェクト配置を見ながら、
- 「ここ怪しいな」
- 「この生き物を使うのでは?」
- 「別条件がありそう」
など、自分で推測しながら動く場面がかなり多い。
そのため、本作は単純なアクションゲームを期待して遊ぶと、
人によってはかなりテンポが悪く感じる可能性があります。
「こうしたらどうなる?」を試すゲーム
本作のゲーム性を一言で表すなら、
「実験ゲーム」
という表現がかなり近いと思いました。
実際にプレイしていると、
- 「これをやったらどうなる?」
- 「別の組み合わせなら?」
- 「違う順番なら反応する?」
という、“仮説と検証”を繰り返す場面が非常に多いからです。
例えば、ぐわぐわどりという生き物は、頭を踏むことで音階を鳴らす特徴を持っています。
最初は順番通りに音を鳴らすことで特徴を発見できるのですが、
実は逆順で鳴らすことでも別の特徴が解放されます。
また、わたげさんという生き物では、
「生える場所によって姿が変わる」というヒントが提示されるのですが、
その条件がかなり分かりにくく、実際には色々な場所へ運びながら試す必要がありました。
このように本作は、
- 直感
- 発想
- 観察
- 試行錯誤
をかなり重視している作品です。
そのため、
- 「サクサク進めたい」
- 「テンポ良くクリアしたい」
という人ほど、合わない可能性はあると思いました。
アクションゲームとして見るとかなり独特
本作には、
- ヒップドロップ
- たまご投げ
- 飲み込み
など、従来のヨッシーシリーズらしいアクションも存在しています。
操作感もかなり軽快で、ヨッシーシリーズ経験者ならすぐ慣れるでしょう。
しかし、本作ではそれらのアクションが、
「敵を倒すため」
よりも、
「生き物調査のため」
に使われる場面がほとんどです。
例えば、
- 生き物を運ぶ
- 特定の反応を引き出す
- ギミックを動かす
- 条件を成立させる
など、“調査ツール”としてアクションが機能している感じ。
そのため、一般的な横スクロールアクションゲームのような、
- 爽快感
- スピード感
- 戦闘の気持ちよさ
を期待すると、かなり違った印象を受けると思います。
もちろん、アクション要素自体は存在します。
狭い足場を渡ったり、順番通りに動く必要があったりと、それなりに操作を求められる場面もある。
ただ、本作の軸はあくまで、
「どうすれば特徴を発見できるか」
という部分です。
そのため、“アクションゲーム”というよりも、
“観察型パズルゲーム”として見た方が、本作の方向性はかなり理解しやすいと思いました。
つまらないと言われそうなポイント
ゲームテンポはかなりゆったりしている
本作をプレイしていてまず感じたのは、
ゲーム全体のテンポがかなりゆったりしていることです。
『ヨッシーとフカシギの図鑑』は、
- 敵を倒しまくる
- スピーディーに進む
- 派手なアクションを決める
といったゲームではありません。
むしろ、
- 生き物を観察する
- 条件を試す
- ステージを行ったり来たりする
- 反応を確認する
といった、“調査”そのものがゲームプレイになっています。
そのため、どうしてもテンポはゆっくりになりやすいです。
特に、
「まず色々試してみる」
ことが重要なゲームなので、人によっては
「何をすればいいのか分からないまま歩き回る時間」
が長く感じる可能性もあります。
また、本作にはヒント機能も存在していますが、
それでも条件が分かりにくい特徴はかなり多いです。
実際にプレイしていても、
- 「ヒントを見てもまだ分からない」
- 「とりあえず色々試すしかない」
という場面は何度もありました。
この“じっくり考えるテンポ”は、本作ならではの魅力です。
しかし、
- サクサク進行したい人
- 爽快感重視の人
- 次々に新展開を求める人
ほど、「テンポが悪い」と感じる可能性はあると思います。
「クリアした感覚」がかなり薄い
個人的に気になったのは、
“ステージをクリアした感覚”が弱いということです。
本作では、生き物の大きな特徴を発見すると、
「このまま調査を終了しますか?」
と表示され、ステージセレクト画面へ戻ることができます。
しかし、一般的なアクションゲームのような、
- ゴール到達
- ステージ突破
- ボス撃破
のような明確な達成感はとても薄いです。
もちろんこれは、
- 好きなタイミングでやめられる
- 気軽に遊べる
- 自由に調査できる
という意味では、本作らしい設計だと思います。
ただその反面、
- 「クリアした!」
- 「次へ進んだ!」
という区切りや起伏も弱くなっています。
実際に遊んでいても、
ステージ探索
↓
調査終了
↓
セレクト画面
という流れが地続きになっており、
感情の盛り上がりが生まれにくい印象がありました。
そのため、
- 「達成感」
- 「攻略感」
- 「ゲームをクリアする気持ちよさ」
を重視する人ほど、物足りなく感じる可能性はあると思います。
同じステージを繰り返す既視感はある
本作では、一度調査した生き物のステージでも、
あとから新しい特徴やイベントが追加されることがあります。
例えば、
- 生き物が風邪をひく
- 新しい反応が追加される
- 未発見の特徴が増える
など、再度ステージへ戻る導線がかなり多いです。
しかし個人的には、この“周回構造”には少し既視感も感じました。
というのも、本作のステージはそこまで広くありません。
さらに、追加要素も
「ステージ構造そのものが大きく変化する」
わけではないため、どうしても
「また同じ場所を調査している」
という感覚が強くなりやすいのです。
もちろん、
- 新しい発見
- 未回収要素
- 隠し特徴
などを探す楽しさはありますが、
人によっては、
- 「変化が少ない」
- 「同じことを繰り返している」
と感じる可能性もあると思います。
特に本作は、
“未知の生き物を観察するワクワク感”
がかなり重要なゲームです。
そのため、ステージ構成に慣れて既視感が増えてくると、
人によってはモチベーションが下がる可能性は十分考えられます。
自動発見によって“気付く快感”が薄れる場面もある
本作で少し気になったのは、
“自分で気付く前に特徴を発見してしまうことがある”点です。
『ヨッシーとフカシギの図鑑』では、
特定の条件を満たすことで生き物の特徴が解放され、図鑑へ記録されます。
ただし、その条件判定は必ずしも、
「プレイヤーがその瞬間を見ていること」
を前提としてはいません。
つまり、
- 画面外
- 別行動中
- 見えていない場所
などでも条件が成立すると、
「○○を発見した!」
という感じで突然表示されることがあるのです。
実際にプレイしていても、
- 「え? 今なにが起きた?」
- 「どこで発見した?」
となる場面が何度もありました。
もちろん、これは
子どもやライトゲーマー向けに、
“発見しやすくするための配慮”と考えることもできます。
しかし本作の面白さは、
- 観察
- 推測
- 試行錯誤
によって、
「自分で法則を見つけること」
にあるように感じました。
そのため、
“気付かないうちに発見してしまう”
という仕様は、人によっては少しもったいなく感じる可能性があります。
特に本作は、
「なるほど、そういう仕組みだったのか」
という“解明の気持ちよさ”が魅力のひとつです。
だからこそ、
「自分で気付けた」
という感覚は、もう少し大事にしても良かったように感じます。
高難度アクションや爽快感を求める人には合わない
本作には、
- たまご投げ
- ヒップドロップ
- 飲み込み
など、ヨッシーシリーズらしいアクション要素は存在しています。
また、一部では狭い足場を渡ったり、順番通りに動く必要があったりと、
軽いアクション操作を求められる場面もあります。
しかし、本作の中心はあくまで
「生き物調査」
であり、
- 戦闘
- スピード感
- 高難度アクション
を楽しむゲームではありません。
さらに、本作には
- 体力
- ダメージ
- ゲームオーバー
などの概念も存在しないため、
- 「敵にやられる緊張感」
- 「ギリギリで突破する達成感」
のような、“アクションゲームらしい刺激”はかなり薄いです。
もちろんこれは、
- 子どもでも遊びやすい
- ストレスなく楽しめる
- 気軽に調査できる
という意味では、本作の長所でもあるのですが、
- 高難度アクション
- 爽快感
- スピード感
- 強い刺激
を求める人にとっては、
「思っていたより地味で、単調に感じてしまう」
という可能性はあると思いました。
特に本作は、
“生き物の法則を解き明かす”
ことに面白さの軸があります。
そのため、
「操作していて気持ちいいゲーム」
というよりも、
「考えて理解するゲーム」
に近い作品です。
逆にハマる人にはかなり刺さるゲームでもある
“生態解明”や観察が好きな人
ここまで気になる点を中心に書いてきたが、本作にはかなり独特な魅力もあります。
特に強く感じたのは、
“生き物の法則を解き明かしていく面白さ”です。
本作では、生き物ごとにさまざまな特徴や反応が用意されています。
例えば、
- 特定の場所で変化する
- 他の生き物と組み合わせる
- 条件によって行動が変わる
など、生き物ごとに独自のルールが存在しているのです。
そしてプレイヤーは、
- 「こうしたらどうなる?」
- 「この条件なら反応する?」
と考えながら、それらを少しずつ解明していく。
そのため、本作には単純なコレクションとは違う、
“理解していく気持ちよさ”というものがあります。
特に、
- 観察
- 分析
- 推測
- 解明
というような、
“物事の仕組みを理解すること”が好きな人には刺さる作品だと思いました。
考察・推測しながら遊ぶのが好きな人
本作では、ただステージを歩き回るだけではなく、
「何をすれば反応するのか」を考える場面がかなり多いです。
例えば、
- ステージ構造
- オブジェクト配置
- 生き物の行動
- コインの並び
などがヒントになっていることもあり、プレイヤー側の観察眼や推測力が求められます。
そのため、本作はかなり
“仮説と検証”のゲームになっています。
実際にプレイしていても、
- 「これ別条件があるのでは?」
- 「この生き物を使うのでは?」
など、自分なりに考えながら遊ぶ場面が非常に多かったです。
そして、その推測が当たり、新しい特徴を発見できた時にはかなり気持ちいい。
これは単純な爽快感ではなく、
“パズルのピースがハマる感覚”に近い感じ。
そのため、
- 考察好き
- 推測しながら遊ぶのが好き
- 試行錯誤型ゲームが好き
という人には、相性が良い作品だと思いました。
のんびり試行錯誤するゲームが好きな人
本作は、
- ゲームオーバーなし
- 時間制限ほぼなし
- 自由に調査可能
など、かなりゆったりした設計になっています。
そのため、
「急かされながら遊ぶゲームが苦手」
という人にも合いやすいです。
また、本作では調査を好きなタイミングで終了できるため、
- 少しだけ遊ぶ
- 寝る前に1ステージだけ調査する
- のんびり進める
といった遊び方もしやすい。
もちろん、人によってはこの“ゆるさ”を単調に感じる可能性もあるでしょう。
しかし逆に、
「のんびり考えながら遊びたい」
という人には合う作品でもあります。
特に、
- 癒し系の雰囲気
- 優しいデザイン
- 観察中心のゲーム性
などが好きな人には、本作の空気感は気に入るはずです。
可愛い見た目に反して、かなり思考型のゲームだった
癒しゲームというより“観察型パズル”
『ヨッシーとフカシギの図鑑』は、
見た目だけを見るとかなり“癒し系ゲーム”に見えます。
実際、
- 優しい色使い
- 絵本のような世界観
- 可愛らしい生き物
- 温かいBGM
など、全体的にかなり柔らかい雰囲気で作られています。
そのため、発売前は
「気軽に遊べるゆるい探索ゲーム」
という印象を持っていた人も多いはず。
しかし実際に遊んでみると、本作はかなり“考えるゲーム”でした。
特に本作では、
- 条件を推測する
- 生き物の法則を理解する
- ステージ構造を観察する
- 色々試して反応を見る
といった、“思考”を求められる場面が非常に多いです。
しかも、生き物の特徴の中には、
「普通に遊んでいるだけでは気付かない」
ようなものもかなり存在しています。
そのため、本作は単なる癒し系探索ゲームというより、
“観察型パズルゲーム”として見た方が実態に近いと言えます。
特に、
「こうしたらどうなるだろう?」
という好奇心を持ちながら遊べる人ほど、本作の面白さを強く感じられると思います。
好き嫌いは分かれるが、独特な魅力はある
本作はかなり人を選ぶ作品だと思います。
例えば、
- 爽快感重視
- 高難度アクション重視
- スピード感重視
- 強い達成感重視
の人には、テンポのゆったりさや調査中心のゲーム性が合わない可能性がある。
また、
- 同じステージを何度も調査する
- 条件を試し続ける
- じっくり観察する
など、本作ならではの構造を“単調”と感じる人もいると思う。
しかしその一方で、
本作には他のゲームではあまり味わえない独特な魅力があるのも事実です。
特に、
- 生き物の法則を理解する感覚
- 発見した時のスッキリ感
- 推測が当たった時の気持ちよさ
- 図鑑を整理していく楽しさ
などは、本作ならではの面白さだと感じました。
単純なアクションゲームではなく、
- “観察”
- “推測”
- “試行錯誤”
を楽しむゲーム。
それが『ヨッシーとフカシギの図鑑』という作品なのだと思います。
まとめ|観察と推測で生き物たちを調査するパズルゲーム
『ヨッシーとフカシギの図鑑』は、
見た目こそヨッシーシリーズらしい優しい雰囲気の作品でしたが、
実際に遊んでみると、“観察”や“推測”を重視したかなり独特なゲームでした。
特に、
「こうしたらどうなるだろう?」
と色々試しながら、
生き物たちの法則や特徴を解き明かしていく感覚は、本作ならではの魅力です。
一方で、
- テンポのゆったりさ
- 周回による既視感
- 強い達成感の薄さ
など、人によって好みが分かれそうな部分も確かにあります。
しかし、単純なアクションゲームでは味わえない、
- “発見する楽しさ”
- “理解していく気持ちよさ”
がある作品なのも確かです。
可愛い見た目とは裏腹に、実際にはかなり“思考型”。
『ヨッシーとフカシギの図鑑』は、そんな独特な魅力を持ったゲームだでした。


